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2014年2月7日星期五

逆流性食道炎と口臭 


口臭の原因



口から発生する悪臭の事を口臭といいます。基本的には誰でも口臭はあるのですが、強い口臭は他人に不快感を与えてしまいます。口臭の原因のほとんどは、口の中にある細菌が産生する揮発性ガスによるものです。揮発性ガスによる口臭は、卵や魚が腐ったような臭いや、生ごみのような臭いである事が特徴です。揮発性ガスは、口の中の細菌が増加する事により発生します。口の中の細菌を増加させないためには、歯磨きなどを継続的に行い、清潔さを保つ必要があります。また、唾液も細菌を抑制する殺菌作用があるので、口の中を乾燥させないようにする事も予防となります。子供の多くが行っている口呼吸は、口の中を乾燥させてしまうので口臭が発生する原因となっています。毎日の歯磨きと鼻呼吸により改善する事が出来るので、揮発性ガスによる口臭は、比較的防止しやすい内容となっています。厄介なのは、体の不調が原因で発生する口臭です。




体内が原因の口臭



口臭の約90パーセントは、口の中の原因によるものです。残りの10パーセントが、体内の不調が原因であると考えられています。特に多いのが、胃に不調が起きた事による口臭です。胃は食べたものを長時間貯留し、消化する内臓器官です。貯留している食べたものが腐敗してしまうのを防ぐために、胃酸という消火液を分泌しています。胃酸は、丸呑みした食べ物を溶かしてしまうほど強い酸性の消化液なのですが、胃そのものが溶かされる事はありません。胃の中には、胃を守るために粘液が分泌されているからです。しかし胃酸は増加すると粘液では防ぐ事が出来なくなり、胃が攻撃を受ける事になります。胃の調子が悪化すると免疫力が低下するので、口の中にも細菌が繁殖しやすくなってしまいます。胃の臭いが直接口臭になるのではなく、口臭が悪化する要因を作るという事です。胃が原因の口臭を防止するためには、胃の調子を正常化する事が必要となります。




逆流性食道炎とは?



逆流性食道炎は、分泌量が増加した胃酸が逆流して、食道の粘膜を傷め炎症を起こす症状の事です。粘液により守られている胃とは違い、食道は無防備な状態です。胃酸が逆流すると無防備な食道の粘膜には炎症や潰瘍が生じてしまい、痛みや不快感が発生します。食道の機能に不調をきたすので、免疫力が低下して細菌が増殖しやすい環境となり、口臭の原因となります。逆流性食道は、最近増加傾向にある症状で、食生活の欧米化や生活環境の変化によるストレスの増加が原因と考えられています。加齢により姿勢が変化して胃に負担が掛ってしまう高齢者に多い事が知られていますが、20代や30代の若年層にも急増しています。毎日歯磨きに気を使い、口呼吸をしていないにもかかわらず口臭に悩まされているという場合は、逆流性食道炎が原因である可能性が考えられます。




逆流性食道炎の治療法



逆流性食道炎は、胸に圧迫感や違和感を感じたり、胃酸が喉にまで上がってくるような症状が特徴です。胃酸が口の中にまで入ってくると歯を溶かしてしまい、虫歯の原因ともなります。口の中の環境が悪化するので、ひどい口臭の原因となってしまいます。逆流性食道炎は、胃に負担が掛る高脂質の食べ物や刺激物の摂取量が増加した事が原因と考えられており、消化に時間が掛る食べ物やアルコール類やカフェインなどの摂取量を控える食事療法が軽度の段階では有効な治療法となります。食生活の改善だけで症状の良化が見られない場合には、胃酸の分泌量を抑止する治療薬が投与されます。逆流性食道炎が改善される事により、食道や口の中の環境や機能も良化するので、口臭の原因となる細菌の増加を防ぎ、揮発性ガスの産生を抑止します。






逆流性食道炎と口臭 

逆流性食道炎と薄毛との関係 


増加する現代病



環境や生活様式が変化した事により、現代になって増加した疾患の事を現代病といいます。現代病は、食生活の変化やストレスの増加が原因として考えられており、うつ病や拒食症など精神や神経に不調をきたす症状やアトピーやアレルギーなど皮膚表面に異常を発生する症状など多岐にわたっています。現代病は近年増加した症状を総称した言葉であり、総合的な治療法が存在しているわけではありません。発生した症状に対しての対処療法が基本であり、症状がきつい場合には長期的な治療が必要となるケースもあります。放置しておくと他の部位にまで影響が及ぶ事があるので、早い段階での対応が必要となっています。




逆流性食道炎とは?



逆流性食道炎も近年になり急激に増加した症状という事から現代病の1つとみなされています。20代や30代の若い世代に多いのが特徴であり、欧米化した食生活が原因と考えられています。食べたものを栄養素として吸収するために分解するという目的で胃内で分泌される胃酸が、逆流して食道の粘膜を傷つける事により痛みや違和感が生じるという症状です。食道が炎症を起こしてしまうので、食欲不振や栄養不良の原因となってしまいます。逆流性食道炎を放置しておくと体には様々な不調が表面化する事になります。




現代病である薄毛



日本人は比較的薄毛になりにくい国民と考えられており、欧米と比較すると薄毛になってしまう比率はかなり少ないという事が知られています。しかし近年になり若い世代や女性でも薄毛に悩みを持つ人が増加しています。男性の薄毛の多くは、テストステロンという男性ホルモンが減少する事により、それを補うために作り出されるジヒドロテストステロンという物質が原因と考えられています。テストステロンは男性的な肉体を形成するために分泌されるホルモンであり、年齢を重ねるごとに減少してしまいます。これをサポートするジヒドロテストステロンは、皮脂の分泌や毛母細胞の細胞分裂の阻害などテストステロンとは異なる働きを行います。頭髪の成長と再生を阻害されてしまうので、薄毛が進行する事になります。ジヒドロテストステロンが原因の脱毛症は、男性型脱毛症と呼ばれているのですが、近年になり増加した症状ではありません。近年増加した女性や若年層の薄毛は、男性ホルモンの分泌量の低下が原因とは考えられないからです。女性や若年層の薄毛は、栄養不良やストレスなど中年男性とは違う原因で増加していると考えられており、現代病の1つとみなす事が出来ます。




逆流性食道炎と薄毛



逆流性食道炎は食道に炎症を引き起こすので、消化に時間が掛るような食品を食べにくくなってしまい、栄養不足につながってしまいます。髪の毛は頭部を守るために生えていると考えられていますが、生命を維持するために必要不可欠というわけではありません。そのために食品として摂取した栄養素が髪の毛を作るために使用されるのは、1番最後となっています。栄養が不足すると髪の毛には直ぐにダメージが出る事になります。逆流性食道炎は、食事に対してだけ悪影響を及ぼすわけではありません。寝ている時は胃酸が逆流しやすいので、睡眠中に違和感を感じて夜中に何度も目を覚ますというケースが起こります。髪の毛は血管を通って運び込まれた栄養素を頭皮の毛根から吸収する事で成長します。睡眠時に最も血流量は増加するので、睡眠をしっかりと取れない場合は、髪の毛は十分に成長する事が出来なくなります。逆流性食道炎は頭髪に直接影響を及ぼすのではなく、頭髪の成長を妨害するような働きとなっています。逆流性食道炎を治療する事により、抜け毛を誘発するような環境から脱却する事が出来るので、薄毛が改善される可能性があります。特に逆流性食道炎と薄毛とを併発しているような女性や若年者には有効であると考えられます。





逆流性食道炎と薄毛との関係 

2014年1月16日星期四

逆流性食道炎ってこんな病気なんです

逆流性食道炎とはこんな病気



胃酸の逆流によって引き起こされる病気が、逆流性食道炎です。



食道という器官は、通常口から取り入れた食物を胃に送る管の事を指します。通常は一方通行で、口から取り入れられた食物は下部食道括約筋が働いて胃に向かっていきます。



そして、胃の中では消化酵素が含まれる胃液と酸性度が強い塩酸が分泌されています。これが食物を溶かしてくれます。これは、「胃液」と呼ばれる分泌液によるもので、食物のタンパク質を分解した後柔らかくして小腸に吸収しやすい状態にしてくれます。



胃には防御機能が働いているため、酸から粘膜を守ってくれるのですが、食道にはこの防御機能が無いために胃酸が食堂に逆流してしまう事で食堂粘膜は遺産にさらされて炎症を起こしてしまうのです。



胃酸は酸がとても強く、タンパク質分解酵素といわれる胃酸に活性化された酵素が食堂を傷つけてしまいます。



このような逆流が繰り返し起きることで食堂の傷が深くなったりただれてしまったりして、時には腫瘍を伴ってしまうことがあります。それが胸焼けや呑酸などにも繋がります。



これが逆流性食道炎のメカニズムです。




逆流性食道炎を引き起こす原因



逆流性食道炎になってしまう原因は様々な要素があります。まず、一番代表的な原因は食生活の欧米化ではないでしょうか。インスタントフードが浸透し、忙しい方は外食中心の生活が続き、コレステロールの摂取のし過ぎや、野菜不足なども原因です。また、それに伴う肥満、更にはタバコや飲酒なども主な原因となります。年齢的には高齢者を中心に発生しやすい病気です。また、運動不足の妊婦などにも発症し易い病気です。



逆流性食道炎かどうか診てもらおう



逆流性食道炎の診断は、医師の問診と内視鏡検査などで行われます。胸焼けやたん、風でもないのに咳が酷い方は逆流性胃腸炎の可能性がありますので、気になる方は先生に様態をしっかりと伝えましょう。酷い場合は内視鏡検査が推奨されます。これは、悪性の疾患でないことを確認するためや、炎症がどの程度まで進行しているのか確認をするという意味もあります。



逆流性食道炎の治療



逆流性食道炎を治療するためには、まず日常生活の食生活を見直すことが大切です。具体的に言えば、消化のあるお粥やうどんなどを積極的に摂取することが大切です。過食や脂っぽいものを摂り過ぎるのは避けましょう。



また、食後横になると逆流を促してしまうことがあるので、寝るときは枕を高くして寝るのも良いでしょう。



薬物投与の場合は、主にプロトンポンプ阻害薬、またはH2ブロッカーという薬が使われます。これらは主に胃酸の逆流を抑えるという目的があります



難治性の逆流食道炎の場合、PPIの投与が認められていることもありますが、これは食道裂孔ヘルニアなどを併発させてしまうことがありますので一般的にはあまり施行はされていないようです。




逆流性食道炎の予防



甘いものや脂肪を多く含んだものは出来るだけ避けるようにしましょう。お腹も常に八分で満たすことを心掛け、満腹は出来るだけ避けましょう。その為、小魚や豆類などをよく咀嚼することです。噛む回数を満腹中枢が刺激されるので、少量の食事の量でも満腹感を味わうことが出来ます。麺類は一気に食べれてしまう為、逆流性食道炎の際は控えるようにすると良いでしょう。



実際にこの病気は、症状を改善しても再発してしまう事が多々あります。改善され、自覚症状が減ってきても、当面の間は生活習慣を見直すことが大切です。



尚、姿勢も関連しています。普段から背筋を伸ばすようにし、前屈みにならないことを意識するだけで症状が改善されることもあります。衣類なども、ベルトやきつい下着で身体を圧迫しないようにしましょう。重いものを持ち上げないことや、適度な運動をすることも大事です。これらのことは、逆流性食道炎の予防だけでなく、生活習慣病の予防にもなります。つまり、逆流性食道炎を患ったら、生活習慣病の予備軍ということにもなります。日々自分の生活サイクルを見直し、悪習慣は取り除いていきたいものです。



逆流性食道炎ってこんな病気なんです

2014年1月15日星期三

あなたは大丈夫ですか?!逆流性食道炎セルフチェック術

逆流性食道炎とは


逆流性食道炎とは、胃液や胃で消化される途中の食物が食道に逆流し留まることで、食道が炎症を起こしている状態です。


この炎症が起因となって、胸やけや胸の痛みなどさまざまな症状が発生すると言われています。


症状としては胸やけなどの他、呑酸(酸っぱい液体がゲップで口の中まで上がってくる症状)・咳や喘息が起こる・のどの違和感・声枯れ・不眠などが上げられます。


ひどい場合は咳き込んで吐いてしまう場合もあります。これらの場合は、胃酸が食道からのどまで上がってきてしまいのどにも炎症ができている可能性が考えられます。



その一方で、自身に症状に全く気付かず放置してしまうケースも多く見られます。


もともと日本人には少ない病気と考えられていましたが、食生活の変化や生活習慣の変化で最近増加している病気と言えます。



発見方法


●問診


逆流性食道炎の代表的な症状である「胸やけ」の診断・治療は問診が非常に重要となります。


初期症状で痛みなどが辛くない場合はついつい曖昧な受け答えをしがちですが、それでは発見を遅らせてしまう可能性があります。


自身が感じている症状を正しく詳しく医師に伝えるよう努めましょう。


最近では世界共通の逆流性食道炎専門問診票なども存在するので、自身で心当たりがある場合はそれを使っての問診をお願いしてみましょう。



●内視鏡検査


胃カメラで食道粘膜の状態を確認する検査です。


カメラで直接見ることができるため炎症の度合いの他、その他の病気(胃炎・潰瘍など)の発見にもつながります。



●組織検査


自覚症状が逆流性食道炎によるものか、ガンなど他の病気によるものかの区別が難しい場合に行う検査です。


内視鏡検査時に食道の組織を取り、ただの炎症かその他の病気かを細かく検査します。検査結果が出るまで1週間程かかります。



●酸分泌抑制薬


内視鏡検査でも細胞検査でも異常が発見できなかった場合、一定期間逆流性食道炎に効果があるとされる薬剤を服用し経過観察を行う方法です。


この薬剤の服用で効果が出た場合は逆流性食道炎の可能性が高いため、引き続き投薬を行い改善に向かわせていきます。


一定期間投薬を行っても全く効果や変化が見られない場合は、全く別の原因が考えられますので精密検査を受けましょう。



治療方法


逆流性食道炎の治療には、大きく3つの方法があります。


1)生活改善


逆流性食道炎を引き起こしやすい食事は、簡単に言うと胸やけを起こしやすい食事と言えます。


油っこい物やアルコール・タバコ、パンやイモ類などが上げられますので、これらの食事を減らすことで予防効果が期待できます。


この他、腹圧の上がる前かがみの体勢を避けるなども効果があると言われています。


2)薬物療法


胃酸の逆流が原因となる病気ですので、酸分泌抑制剤によって遺胃酸の量を減らすことが効果的です。


他の薬と併用することで、より高い効果が得られることも期待できますので医師に症状と経過をよく相談し、自分に合った薬剤を処方してもらいましょう。


3)外科的治療


薬物治療で中々効果が出ない場合や、その他の病気を併発した場合、出血を繰り返すような症状が出た場合は外科手術によって逆流を防止することもできます。


ただ、手術の場合胃酸の量の変動で再発する可能性もあるため、内的治療を十分に行った上で医師としっかり相談し判断をしましょう。



食道ガンの危険性


逆流性食道炎の症状は、食道ガンの自覚症状に似ている部分が多くあります。


飲酒・喫煙量が多い、生活が不規則などガンの発生に起因する生活習慣に心当たりのある方は、医師に相談しガンの早期発見につなげていきましょう。



あなたは大丈夫ですか?!逆流性食道炎セルフチェック術

2013年12月13日星期五

逆流性食道炎の予防方法

逆流性食道炎の1番の原因は、毎日の食生活にかかっているといわれます。なぜならば、野菜や煮物中心とした食生活を送っていたかつての日本人には、あまりみられなかった病気だからです。逆流性食道炎は、食生活が欧米化し、脂肪分や肉類の多い食事を摂るようになって増えた、いわば現代病といえます。


逆流性食道炎を予防するには


私たちの体は、毎日の食事からの影響を避けては通れません。野菜中心の食事を摂り、規則正しい生活を送っていた日本人にはあまりみられなかった病気が、いろいろと増えています。それは、逆流性食道炎に限った事ではありません。では予防するのには、どうしたら良いのでしょうか。


何といっても、食事と生活スタイルの改善が欠かせません。脂肪分の多い欧米型の食事を減らし、本来の日本食がそうであるように、食品の種類が多く、バランスの良い食事を心がけるだけでも十分改善されます。脂肪分の多いものは消化をするために、たくさんの胃酸を必要とします。そのため、胃酸の分泌が多くなるのです。逆流性食道炎を引き起こす要因になりかねません。野菜や煮物など、消化の良いものを多く摂るように心がけ、食べ過ぎにも注意が必要です。胃酸の分泌が増えてしまい逆効果です。


また、よくかみ砕くことで消化を助けることができます。ゆっくり食事を摂ることで、胃酸の分泌を抑えることができるのです。夕食と就寝時間までにあまり時間が取れない方は、特に消化の良いものを摂るように心がけ、少なめの量で済ますようにしましょう。アルコール類や香辛料などの刺激の強いものにも注意が必要です。適量を摂取する分には、胃の働きを活発にするのでよいといえますが、何事も適量を超えると害になってしまいます。気を付けましょう。逆流性食道炎は再発の多い病といわれます。食生活が大きく影響するからです。食生活を見直すことは、再発を予防することにつながります。


生活環境も大きく影響


食事後にすぐ横になってしまうことが多い方も、注意が必要です。胃酸が逆流しやすくなるからです。食後すぐに横になることは、避けた方がよいでしょう。夜に横向きで寝る方は、できれば右側を下にし、上体を高めにして寝ることをおすすめめします。胃は右側に腸につながる出口があります。右側を下にして寝ることで、胃の中のものが早く腸に移動するのを助けます。また、前かがみの姿勢やおなかを締め付ける洋服の着用は、症状を悪化させてしまいます。できるだけゆったりとしたものがおすすめです。


胃は「第2の大脳」といわれることがあるように、自律神経の働きに大きく関係しているため、極度のストレスや疲れなどに大きく影響することがあります。人間関係も複雑になり、毎日の生活でついストレスをためがちですが、胃には悪影響です。また、睡眠不足も大きく関係してきます。規則正しい生活を送ることは、健康を守るうえでもとても大切なのです。



逆流性食道炎の予防方法

若者にも急増中の逆流性食道炎とは

「最近胸やけがする」とか、「口の中がにがい」などの症状を感じている方はいないでしょうか。その症状の裏側に、「逆流性食道炎」という病が隠れているのかもしれません。


最近食道炎に悩む方が増化

胃に入った食べ物は、通常胃酸によって消化されます。しかし、本来胃の中にあるべき胃酸が、何らかの原因で食道に逆流することによって、食道の粘膜を傷つけてしまい炎症を起こす病気、これが「逆流性食道炎」です。


もともと、胃には胃酸から粘膜を守る機能がありますが、食道にはこの機能がありません。そのため、食道に胃酸が流れ込むことで炎症を起こし、内壁を傷付けてしまいます。さらに胃液の逆流が繰り返し起こることで、食道の粘膜がただれたり、潰瘍ができたりします。これが「逆流性食道炎」です。近年の高齢化社会や、食生活の欧米化への変化にともない、日本人にも年々「逆流性食道炎」に悩む方が増えてきています。日本における現代病の1つともいわれ、患者数も増加しています。脂っぽい食事を多く摂ると、それを消化するために多くの胃酸が必要になります。そのような食事を続けることで、胃酸の分泌量が常に増えた状態になり、逆流性食道炎になりやすくなるといわれています。


飽食の時代になり、日本人もファーストフードなど欧米の食生活の影響を受け、脂肪分の多い食事や肉類を多く摂る食事に変わりました。それに比例するように、食道炎の患者も増えています。


逆流性食道炎の主な症状

逆流性食道炎の症状や感じ方は人それぞれですが、「胸やけ」や「口の中がにがくなる」「酸っぱいものが上がってくる感じがする」「胸がつかえる感じがする」「のどが変な感じ」などの症状が多くなっています。本来、胃と食道の間にある下部食道括約(かつやく)部で、筋肉が収縮運動を繰り返しています。その括約筋(かつやくきん)が胃酸の逆流を防いでいるのですが、ゆるむことで逆流してしまうのです。以前は、加齢による筋力の低下で、括約筋の弱まった高齢者に多い症状でしたが、最近では若者にも多くこの症状が見られ、注目されています。


もともと食道には、口から入った食べ物をぜん動運動によって胃に運ぶはたらきがあります。食べ物が胃に到着するのには、固形物で30~60秒、液体で1~6秒かかるといわれています。この食道のぜん動運動のおかげで、食事をした後に万が一すぐに逆立ちをしたとしても、食べ物を逆流させることなく胃の中に送り込むことができるのです。しかし、括約筋が弱ってしまってはそうはいきません。胃液が上がってくるような苦みを感じることがある方は、特に注意をし、専門医を受診した方がよいでしょう。欧米では、成人の約4割が逆流性食道炎にかかっているという説もあります。日本でも年々患者が増え、成人の約2割にのぼるともいわれています。症状によっては食道がんの疑いもありますので、内視鏡検査を受けた方がよいでしょう。



若者にも急増中の逆流性食道炎とは