CMではじめて知った逆流性食道炎は、胸やけとはちょっと違うようです。食生活の変化によってうみだされてしまった病気です。
増えてきた逆流性食道炎
いままでは、胸やけがと言っていた症状も実は、逆流性食道炎の場合があると聞いたときには、だれでもびっくりしてしまいます。なぜなら、今までそんな名前を聞いたことがなかったからです。しかもなんとなく、重い病気のようなきがしませんか。
逆流性食道炎は、胃液や、胃に一度はいった食べ物が逆流して食道まで上がり、そこにとどまってしまうためにおこる食道の炎症のことです。もともと胃液は、強い酸性をもっていますし、一度胃に入った食べ物も同じなのでしょう。これらが、食堂の粘膜をただれさせたり、潰瘍ができたりします。そして、それが原因で、胸やけや胸の痛みなどがおきるのです。
この逆流性食道炎は、私たちにあまりなじみがなかったのは当然のことで、食生活の変化によって日本人もかかるようになった病気です。
逆流性食道炎は自然治癒する?
なんとなく胸やけしているみたいだけど、まあいいかと、軽くみてはいけないのが、逆流性食道炎です。当然のことながら、吐き気がしたりしますので、あまり気持ちのよいものではありませんが、意外とすぐに収まるときもあります。しかし、やはりきちんと薬を飲んで症状を改善する必要があるのです。
この、逆流性食道炎の薬は、非常によくきくもので、大抵は、薬だけで症状が改善してしまいます。しかし、残念なことに症状が改善されたからといって、本当に治ったわけではない場合が多いのです。薬をやめるタイミングは、病院での診察の結果と、医師の判断を仰ぐようにしましょう。
症状がなくなったからもう大丈夫だという素人の判断で、薬をやめてしまうと、大抵は再発してしまいます。そして、また、薬を飲んで、やめてと言う具合に繰り返されることになります。
胸やけがするからといって、必ずしも逆流性食道炎であるとはかぎらないのも、やっかいです。もしかしたら、食道がんなどの可能性もあるからです。毎回再発が続くと、その判断がおくれてしまいます。
ですから、きちんと検査を受けて、完治するまで治療することが大切なのです。
普段の生活から改善
一度完治したからといって、気を抜くわけにはいかないのが、逆流性食道炎です。普段の生活を改善して、再発がおきないよう心掛ける必要があります。
まず大切なのは、食事を見直すことです。胃液の逆流が原因ですから、胃液の逆流がおきやすい食べ物を減らす必要があります。脂肪分やたんぱく質が中心の食事はできるだけやめるようにしましょう。また、ケーキなどの甘いものや、逆にレモンのような酸味の強い食べ物、消化のわるいものは、少し量を減らすことをお勧めします。これらは、胃酸を増やす恐れがあり、増えれば当然逆流する可能性があるのです。
そして、これらの食事は、全体的に少し少なめにして、八分目でやめておくことが大切です。昔の人は、腹八分目ということばをつくりだしました。これは、健康のためには、必要なことなのだと、逆流性食道炎を経験するとわかってきます。
普段の生活で食事と同じくらい大切なのが、姿勢です。姿勢は、逆流性食道炎の症状と深いかかわりを持っています。ですから、活動の多い日中には、前かがみになる姿勢は極力避けるようにしましょう。
また、夜寝るときには、寝ている間に逆流してくる可能性もあるので、枕を高くするなどの工夫で、上半身を少し高めにして寝るようにするといいですね。
もちろん、寝る前の食事はもってのほかです。少なくとも食後3時間は起きておいてください。この時間帯が一番、逆流しやすいと言われているのです。
普段の生活をほんの少し変えるだけで、快適な生活をおくれるのですから、少し改善してみませんか。
逆流性食道炎の行く末
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